Bird Beakでは会員といいます。
生徒ではありません。
生徒という言葉は、受動的なイメージがつきまといますが、
Bird Beakでは自らが主体性をもって取り組んでいただきたい
と思っています。
そして、同じ志を持つアーティストとして、敬意を表して会員と呼びます。
ここでは、会員の皆さんからいただいた、ありがたいお言葉をご紹介します。
熱いメッセージ、コメントありがとうございました!
本当に、心より感謝いたします。
少しでも、皆さんのお役に立てるよう、私達も頑張っていきます。
■下記、前回募集時にやすだから新規会員さんに宛てたレターです。
先日、新規会員募集をしましたところ
予想以上のお申し込みをいただきました。
たくさんのご応募、心より感謝いたします。
お申し込みいただいた全ての方にご入会いただきたい
気持ちはやまやまなのですが、
募集枠が限られているため、やむなくお受けできない
場合は心よりお詫びいたします。
皆さん真剣に、そして素直なお気持ちで参加表明
くださいましたので
私の方からも、うそ偽りなく、正直にお話いたします。
大手スクールや、生徒を集めることに血眼になっている
教室と目指すビジョン、目的が違いますので、
耳あたりのいいことはいいません。
Bird Beakにご入会いただいたからといって全ての方が
思い通りに上達していくわけではありません。
ごくわずかですが、志半ばにして退会されていく
方がいらっしゃいます。
私が未熟なためフォローし切れなかったことが
原因だと思います。
こうして偉そうなことを書き連ねていますが、
私もまだまだ完璧には程遠い人間です。
これについては、死ぬまで精進していくつもりでが
おそらく一生頑張っても満足することはないでしょう。
これでいいと思った時点で、自分の可能性、成長は
ストップしてしまうので、常に完璧を目指す未熟者で
いたいと思っています。
同時に、新規に会員になっていただく方には、
受け入れる体勢でいていただきたいのです。
頭も心も体も。
レッスンはいってみれば、二人三脚のようなものです。
どちらかの歩調がずれれば転んでしまいます。
歩調と呼吸が合ったとき、はじめて前に進めます。
そして、レッスンでつかんだヒントを練習という
1人で行う独走に応用していただきたいのです。
そこには依存心ではなく、日々の孤独な取り組み
と工夫が必要です。
私が、なぜ教えることをはじめたか、そのきっかけ
について少しお話しさせてください。
私が1回目のアメリカ滞在を終え日本に帰ってきたとき、
私がアメリカで学んできたという情報を聞きつけた方から、
レッスンをして欲しいと頼まれました。
当時は、自分さえ思い通りに歌えるようになればそれで
いいと思っていましたので、教えるつもりはこれっぽっちも
ありませんでした。
その方は、所属事務所がすすめた先生についていました。
しかし、かっての私のようにボロボロになっていたので
同情の念を禁じえませんでした。
そして、相手の熱意にも負け、これも経験ということで
お引き受けすることにしたのです。
その時、まだ教えることに関して、右も左もわかりませんでしたが、
自分自身がつまずいたところ、アメリカで教わったことを思い返し、
試行錯誤は続きましたが、なんとかレッスンが進んでいきました。
多少時間はかかりましたが、予想以上に問題が改善
されていったのは私にとっても驚きでした。
そして、ある日、その方は涙を流しながら感謝の
言葉を私に下さったのです。
その瞬間、自分がやっていくことはこれかもしれない!
と衝撃が走りました。
その感覚は、自分が歌っている時以上に感動的なものでした。
だから、不本意な状態で退会される方を目の前にすると
私にとってこれ以上のストレスはありません。
もちろん中途退会される方にとっても、私以上のストレス
に違いありません。
会員さんの体の中に入り込んで、こういうことなんですよ
とお教えしたいのですがそれは叶いません。
だから、わたしが何気なくいった一言、デモにもたくさんの
情報が詰まっていますので、それを、頭にも体にも心にも
落とし込んでいっていただきたいのです。
そして、いまご入会をお考えの方へ
Bird Beakでは「すぐ何オクターブだせるようになる」とか
「すぐに上手くなる」といった甘い言葉ではお誘いしません。
そもそも使えない音を音域に加えたり、上手くなる基準
定義も違いますが・・
またスピリチュアルなことをいって会員さんを煙に巻くこともしません。
施設もトレーニングができる最小限度のものです。
それでもいいという方にきていただきたいというのが本音です。
りっぱな施設を求める方や、努力もせず上手くなりたい方には
Bird Beakではご期待に添うことができません。
ボイストレーニングをしている気にさせてくれるスクール、教室は
他にたくさんあります。
どうぞ、そちらにご参加下さい。