http://www.vocal-lesson.jp/category/1173857.html
ボイストレーニング 方法 ワンポイントレッスン
■ 喉頭を下げる その2
引き上げ筋が過剰に働き、喉頭が持ち上がる主な原因
は3つあります。
この状態を防ぎ、引き下げ筋が働いてくれるように導く
方法も合わせて説明していきましょう。
1、 母音を変形させる
母音は高音域で明るくなりすぎる、
または開きすぎる傾向があります。
これが喉頭を引き上げる原因の1つです。
それを防ぐには、純粋な母音で歌い通す
のではなく、微妙に変化させていきます。
母音を丸める、暗くするといったテクニックを
使うのですが、これを母音の修正といい、
正しく行うことで喉頭を正しい位置に保つ
ことができます。
2、声はサウンドビームに従う
自然な状態で声をだすと、音が高くなるにつれ
声は後ろへ傾いていくものです。
これを無理に前に押し付けようとすると、引き上げ筋
を含めた収縮筋が喉を硬く締め付けます。
これを防ぐには、サウンドビーム、サウンドコラム
といったテクニックを学ぶ必要があります。
3、サポートシステムの意識をもつ
サポートシステムとは、よくいわれる「支え」
に近い意味ですが、厳密に言うと違います。
まず、おヘソの下の丹田のあたりに、船の錨や
振り子のようなイメージをもち重心を下げます。
ただし、決してお腹に変な力を入れたり
硬直させてはいけません。
また、それだけでは声を押し下げ重々しくなって
しまうため、同時にソフトパレット(軟口蓋)
または、その上にも意識を持つ必要があります。
この2点を同時に意識することが正しい
サポートシステムの理解です。
そして、このサポートシステムができると、
引き上げ筋と引き下げ筋も吊りあいます。
但し、歌うときに常に喉頭が正しい位置に
あるとは限りません。
次回はこのあたりについて、お話しようと思います。
喉頭を下げるエクササイズはこちらの2つに収録
▼
チェザリー教則CD
▼
セスリグス教則CD,Book
ボイストレーニング 方法 ワンポイントレッスン
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■ 喉頭を下げる その1
まず、喉頭の位置を確認してみましょう。
喉仏またはアダムのリンゴといわれる部分が喉頭です。
そこに指先で軽く触れてください。
次ぎに、あくびをしてください。
(あくびをするマネでも結構です)
喉頭の位置が下がったのがわかるでしょうか?
これは、あくびにより、引き下げ筋という喉頭
周辺の筋肉群が働くことによっておこります。
今度は、つばを飲み込んでみましょう。
喉頭が跳ね上がったのを感じられますか?
これは、飲み込むときに引き上げ筋という
筋肉群が働いた結果です。
多くの人が、特に高い声をだすときこの引き上げ筋が
過剰に働き、喉頭が持ち上がった状態で歌いがちです。
これは、キンキン声、首が絞められたような声の
原因になり、音質云々ということもさることながら
喉を痛める危険性もあります。
ボイストレーニングでやってはいけないリストの
ワースト3に入ります。
この現象がおきる原因はいくつか考えられますが、
多いパターンは、引き上げ筋に比べ、引き下げ筋が
弱いケースです。
その場合、両方の筋肉がつりあうように、引き下げ筋
を鍛えなおす必要があります。
(次回に続く)
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元祖、喉頭を下げるエクササイズ、母音をつなげることで
矯正するエクササイズが収録されています。
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子音と母音を組み合わせるアプローチをとる教材は
ここ最近、女性ボーカリストのカバーアルバムのリリースや、
MR.BIGの再結成など、何かと話題のロックボーカリスト
エリック・マーティン
子育てで数年音楽から遠ざかっていたようですが、
ブランクを感じさせない力強い声は健在です。
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彼自身チェザリーメソッドを学び、この教材を使っています。
今日のおススメの一枚
レッスンにお越しになっていた、お二人の曲も
収録されています。それをエリックが歌うと・・・
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「ブレイクを埋める」とはどういうことですか?
前回の記事について、ご質問をいただきました。
前回の記事は
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http://www.vocal-lesson.jp/category/1173853.html
■ お答え
音が上がっていくと、声が不安定になり、切り替わる
部分に出くわします。
このエリアを、パッセージエリア、パッサージョ、ブリッジ、
トランジッションあるいは、ブレークポイントなどといいます。
男性、女性の違いや、個人差も多分にありますが、
アバウトにF前後、そしてB♭前後に存在するとして
おきましょう。
そのエリアを中心に、ざっくりいうと声帯と息のバランス
が崩れ、声が上手くつながらず、ひっくり返ったり、
裏返ったりすることをブレークといいます。
そして、ブレイクを埋めるとは、このブレークが
おきないように、上手く橋渡しすることをいいます。
それには、前回のインタビューにあったように、
チェストボイス、ヘッドボイス、フェリンジャルボイス、
ミックボイスなどを練習して身につけた結果、ブレイク
は埋まっていきます。
そのエクササイズを収録してありますので
よろしければ、ご利用下さい。
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http://www.vocal-lesson.jp/category/1173857.html
友人であるシンガー、カーメル・ヘレン
チェザリーメソッドには、フェリンジャルボイス
というテクニックがあるけど⇒
そして、フェリンジャルエクササイズを収録してある
チェザリーメソッドについては、こちらから
■ リップロール ボイストレーニングの方法
「ミスタープッシュ」
それは、私がアメリカにいったばかりの頃、
つけられたニックネーム。
これを訳すと「力ずくで声をだす奴」
とでもいうのでしょうか。
なぜ、そう呼ばれていたかというと前にもお話しましたが、
日本で教えられた悪い癖を引きずったままアメリカに行って
しまったからです。
1に腹筋2に腹筋、3,4がなくて5に腹式呼吸!
そんな感じでした。
お腹を使って低いときと同じ太さの声を高音まで
力でもっていく
呆れ顔のアメリカ人の仲間を横目に、パワーだけは
負けていないと自分だけ得意になっていました。
あ〜無知とはなんと恐ろしい!
思い出すだけでも、恥ずかしくて
いたたまれない気持ちになってきます。
できることなら消し去ってしまいたい
人生の汚点です。
そんな私をみかねてか、先生に与えられた
課題の1つがリップロール。
最近でこそ日本のボイトレでもかなり
メジャーなエクササイズになってきました。
しかし、このエクササイズの本来の目的を
わかっている人がどれくらいいるのでしょうか?
なんてことはない、ただ音にあわせて
唇を回転させるだけなのですが
シンプルなエクササイズだからこそ
実は奥が深かったりします。
このエクササイズの効用は多いのですが
今日はそのいくつかをご紹介しましょう。
まず、先ほどの私のよう力で押しまくる人に
とってプレッシャーを静めるのに適しています。
それなのに、力ずくで唇を回転させている人を
見かけますが、これでは火に油を注ぐだけです。
なるべく必要最小限の力で、ゆったり
惰性で回転させるようにして下さい。
そして、息、声帯、共鳴そして表情筋の
リラックス(この場合は唇とその周りの筋肉)
この4つのバランスをとることが
このエクササイズの最大の目的です。
このバランスは音程によっても変わってきます。
高い音では子音をコンパクトにする
テクニックも大切な要素のひとつです。
このテクニックについては、本筋からはずれるので
また改めて説明したいと思いますが、
力ずくで高音を出そうとすると、決して
子音をコンパクトにすることができません。
これではバランスがとれず、それどころか
大きなトラブルを招く原因になります。
話は戻って、しばらく試行錯誤の日々が続きましたが、
私がこのバランスとは何か頭でも体でもわかったとき
いつのまにか「ミスタープッシュ」という蔑称を
耳にしなくなりました。
このリップロールは、その振動によりマッサージ効果、
喉頭まわりの血流が良くなるなどの利点などもありますので、
ウォームアップやウォームダウン
にも適しているエクササイズです。
超一流ボーカリストの中にも、歌う前には
リップロールだけは絶対欠かさないという
人も結構いるのです。
一流のボーカリストがやっているのに、
なぜあなたはしないのですか?
▼
このリップロールのエクササイズが
収録されている、ボイトレ教材はコレ!
少人数で運営しております。
お問い合わせは送信フォームをお使い下さい。
歌の悩みが解決! どうせやるなら本場のボイトレ
アメリカのボーカルレッスン、ボイストレーニングの方法、教えます。
ポップス,R&B,Rock(ロック),Jazz(ジャズ)のボイストレーニング教室
対応エリア | 東京、横浜、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌などに会員 |
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ジョン・ノヴェロ(ナイアシン)
"I highly recommend Tomoaki Yasuda as an excellent vocal instructor.
He really knows his craft!"
John Novello
「やすだともあき氏は最高のボーカル・インストラクターとしてお薦めできる方です。
彼は歌唱という特殊な技術を完璧に理解している。」
ジョン・ノヴェロ(ナイアシン)
マーク・バクスター
"Tomoaki is a gifted and dedicated teacher of singing.
His knowledge of technique is outstanding.
Anyone looking to improve their vocal skills would be well served by this inspiring teacher."
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彼は飛び抜けた知識と技術を持ち合わせている。
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マーク・バクスター
トレーシー・ミェン・ルイス
▼最新動画
http://youtu.be/7bpwCA171vA
"Tomoaki Yasuda's passion for teaching is rare.
He
is dedicated to bringing the best in vocal technique to his students,
insuring the student has a complete understanding of their instrument
and how to use it.
He is a wonderful instructor and an great asset to the vocal community as a whole."
- Tracee Meyn
「やすだともあき氏がボーカル・トレーニングに注ぐ情熱は他に類を見ないほどだ。
彼はその情熱的な姿勢で会員に最高のテクニックを伝授する。
また、その技術を完全に理解するよう丁寧な指導を心がけている。
氏は優れたインストラクターだけでなく、ボーカル界にとって大きな財産である。」
トレーシー・ミェン・ルイス
■ 数多くあるボイストレーニングの学校の中から、BBを選んだのは、先生の声に対する考え方に深く共感したからです。
是非入会したい!と思った時は、生徒の募集をお休みしていたため、他のスクールに通っていました。
世界標準の
ボイストレーニング・ボーカル教室 Bird Beak
東京、横浜、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌などに会員がいらっしゃいます。
ボイストレーニング・ボーカル教室Bird Beak 代表2度に渡る長期アメリカ滞在(3年)でアメリカ人プロシンガー、ボイストレーナーのレッスンを受け、トレーニングの教授法も学ぶ。
多くのプロミュージシャンとのセッション、ライブ活動を経て帰国。アメリカ人ミュージシャン、音楽関係者との親交も深い。
渡米ライブ、アメリカ人ボーカリストへの指導経験もある。 NATS(全米歌唱指導者協会)会員
アメリカに20年は後れている日本のボイストレーニングに、新しい価値を伝えることを使命とする。
ボイストレーニング、ボーカルスクールの裏事情を知り尽くした「やすだ」が、いま本物の情報を提供する!