さて、今日はちょっと小難しい話になりますが、お付き合い下さいね!
前回、日本語と英語はまったくかけ離れた言語であるといいました。
つまり、日本語とは全く異なる英語の周波数帯域をマスターしない限り、
どんなに単語や会話のフレーズをおぼえても、英語の高周波数帯域で歌う
ことはおろか、話すことも、聞き取ることもできないわけです。
日本人が洋楽を歌っても(英語、日本語にかかわらず)さまにならない
理由がここにあります。
やはり、アメリカに留学するとか、そこで生活をして
身につけていくしか方法はないのでしょうか?
いや、そんなことはありません。
アメリカに留学や駐在しても、この事実や解決法を知ら
なければ、ほとんどの日本人が身につけることはできません。
実は、無駄な努力をしないで、効率よく英語の周波数帯域
を身につける方法があったのです!
英語の高い周波数の特徴は、破裂音(pやtなど)
や摩擦音(sやfなど)などの子音にあります。
もちろん、それらも大切なのですが、
まず母音が言葉の基盤になります。
母音を発声するとき、その種類によって、
それぞれ口の形、舌の位置や形が変わります。
これによって、各母音の特有な共鳴がおこり、
強くあらわれる倍音をフォルマントといいます。
話し声の高次フォルマント(基音の上に重なるいくつかの倍音)
は、かなり分散していますが、
歌うときの高次フォルマントは、2,000〜4,000Hz
の間に集中するといわれてます。
その中でも、2,800Hzあたりの倍音はとても大切で、
他の音の中で埋もれず、際立って聞こえるという特徴があります。
つまり、バンドの音にかき消されない、マイクのりのよい声、
感情豊かな声とは、この倍音を含んだ声といってよいでしょう。
この倍音を身につけるその他のメリットは、喉にかかる負担を軽くして、
体の緊張を開放する効果があります。
一言で言えば、最小限のエネルギーで最大限の効果をあげるということです。
私はこれを省エネ唱法といってます。
体を硬くして、力任せに声をだすことを否定している理由はここにあります。
これを身につけることは優れたボーカリストの必須条件です。
ここまでお話ししてきて、皆さん何か気づきませんでしたか?
ちょっと前回を思い出してみてください。
日本語の周波数は、125〜1,500Hzでしたね。そして、歌うときの
高次フォルマントは、2,000〜4,000Hzの間に集中するということでした。
そう!日本語の周波数には、歌うときの高次フォルマントが含まれていないのです!
そもそも、言語の周波数帯と、歌うときの高次フォルマントを一緒の考えることは、
多少無理があるかもしれません。
しかし、日本語は、英語の周波数帯(歌うときの高次フォルマントをもともと含んでいる)
と比べて不利であることは否めない事実だと思います。
でも、がっかりしないで下さい。
いくつかのテクニックを組み合わせてボイストレーニングに励めば、
私たちが本来もっていない周波数域を、後天的に身につけられること
がわかったのです!
あるテクニックをボイストレーニングと組み合わせて練習する
→英語の発音がよくなる
→さらにボイストレーニングが上達する
→英語の発音がさらによくなる。
あとはこの繰り返しで好循環のスパイラルを描いていくだけです!
そして、英語だけでなく、日本語で歌うときも、英語の響きを
日本語に応用することで、とても歌いやすくなるのです。
では、効率よく英語の周波数帯域や、歌うときの
高次フォルマントを身につける方法とは何か?
それは、今後配信を予定しているメルマガなどでご紹介
していくつもりですので楽しみにお待ち下さい!
次回はいよいよ「世界標準のボイストレーニングって何?」の最終回です。
私たちが目指している、本当の世界標準とは?です。
それでは次回、お楽しみに!
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ボイストレーニング・ボーカル教室Bird Beak 代表2度に渡る長期アメリカ滞在(3年)でアメリカ人プロシンガー、ボイストレーナーのレッスンを受け、トレーニングの教授法も学ぶ。
多くのプロミュージシャンとのセッション、ライブ活動を経て帰国。アメリカ人ミュージシャン、音楽関係者との親交も深い。
渡米ライブ、アメリカ人ボーカリストへの指導経験もある。 NATS(全米歌唱指導者協会)会員
アメリカに20年は後れている日本のボイストレーニングに、新しい価値を伝えることを使命とする。
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