お蔭様で、マーク・マクミレン、スペシャルクリニックDVD
本質を求める、芯の通った方々にお申し込みいただきました。
ありがとうございました。もうそろそろお手元に届く頃です。
その一方で残念なこともありました。
「遠くに住んでいるのでクリニックにいけません。」という
メールをいただいたので、じゃあビデオに撮ってDVDとして
ご覧いただこうと思ったのですが、
DVDつくりますよとご連絡したら、今度は「お金がないので
買えません」というお返事が・・・
以前に「3つの言い訳」ということをお伝えしました。
いろいろなご事情がおありのことと思いますが、
この言い訳をやめないうちは、前には進めません。
私だったら、本当にいいものがあれば、
迷わずアメリカでもどこでもいきます。
そして、飢えをしのいでも歌のためには
惜しみなくつぎ込んできました。
そして、せっかく直感に従って、お申し込みいただいたのに、
後になって「やっぱりやめます。」とキャンセルされる方
実は、直感には大切な意味があります。
(ここでは書きませんが)
それを後から理性が言い訳を考え始めます。
そして論理的に、正しく直感を説得します。
直感は論理的な話に弱く、
最後には言いくるめられてしまいます。
本当は直感にこそ従うべきだったのに・・・
そして、「次の機会に・・・」という言葉
次はありません。
例えあったとしても、ないつもりでいたほうがいいです。
私のポリシーとして、ボーカリストにとって
ためになることしかご案内しません。
オススメしていた本にしても、もうすぐ絶版だから、
早く手に入れた方がいいですよとお知らせしていましたが、
素直な方は、迷わず手にされました。
3千円程度の本がいまや30万円以上の
超高値で取引されています。
このように、手をこまねいているうちに条件は
悪くなっていきますし、選択肢も少なくなっていきます。
これらのことがわかっている人は、確実にこういう機会を
最大限利用し、確実に自分のものにしていきます。
一方、本当に利用して欲しい方に限って見逃してしまう・・
ああ、なんという矛盾!
是非、言い訳をやめ、素直になり、直感を大切にしてください。
愚痴っぽくなってスミマセン。
でも、それにはこんな悲しいことがあったからなのです。
(後半に続く・・・)
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★ マーク・マクミレン・インタビュー 2回目
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■(やすだ)ライブの前に風邪をひいたときどうしていますか?
★(マーク)それが一番恐れることだね。なかには風邪をひいても
あまり声に影響が出ないシンガーもいる。
ボビー・コールドウェルなんかそうだね。
いったいどうなっているのかと思うよ。
■その秘密をしりたいですね。
★ その通りだね。
でも多くのシンガーは声がかれたりするよね。
僕もそうだけど、風邪で声がかすれて上手く歌えなかったな
と思っていると、お客さんは今日良かったねというんだ。
多くのリスナーは枯れたハスキーな声が好きなんだね(笑)
風邪のとき歌うと、いつもと違った感覚になるよね。
高い声が出なければメローディーを変えてみて歌ったり
インプロ(即興)することも大切だね。
いつも同じように歌う必要はまったくないんだよ。
臨機応変に対処することだ。
偉大なシンガーはいつも同じようには歌わない。
いままでの自分の癖に気づいたり風邪のときも
学ぶことはあるよ。
ついに、マーク・マクミレン「スペシャルクリニックDVD」
が完成しました!
まやかしでない、本質をついた骨太なDVDです。
▼
http://www.vocal-lesson.jp/article/13227023.html
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■ 早いもので、今年も残すところあと5日。
あなたは、この1年やり残したことはありませんか?
先日、私がアメリカに住んでいたころの仲間だった
韓国人のボーカリストが亡くなったと、人づてに聞きました。
まだ30代の若さでした。
焼肉パーティーにも招いてくれたこともありました。
いつも笑顔を絶やさない人でした。
そんな彼がまさか・・・
私は知らなかったのですが、彼は病気と闘いながら、
アメリカまできたそうです。
でも病気の素振りなんかぜんぜん見せませんでした。
いや、それどころか人一倍パワフルでした。
今になって思えば、自分の残された時間を
知っていたのかもしれません。
だからこそ、自分の可能性を試そうと精一杯生きていた
健康上の問題だけでなく、地理的なこと、お金のこと、
たくさんの問題を抱えていたはずです。
それなのに、彼は言い訳をしなかった。
直感にしたがって最後の最後まで自分の持てる力を
試し続け、そして生き続けた
彼の生涯は短かったかもしれません。
しかし、人の何倍もの密度の濃い時間を過ごした
ことに違いはありません。
そうはいっても、まだまだやりたかったこと、
やり残したこともあったろうに・・・
星になった彼の冥福を祈りながら、
志半ばで逝った彼の分まで、精一杯生きようと誓いました。
それがいま生かされている自分のできることだから・・・
少し湿っぽくなりましたが、
今年もお世話になりました。
よいお年を!