ボイトレ 雑学

本日は、マーク・マクミレンのアーティスト・インタビュー
をお届けしますが、(前回の記事はこちら)

http://www.vocal-lesson.jp/article/13212239.html

9月のエリック・ベネイのライブに続き、今月はボビー・コールドウェル
のツアーメンバーとして彼が再来日します。

そして、つい数日前に彼から連絡があり。時間が空きそうだから
何かできないかな?と提案がありました。

それなら、ミニライブとQ&Aミニレッスンなど、シンガーのための
ちょっとしたクリニックでもしようかということで急遽話がまとまった
のですが、何分、日時が迫っています。

彼のミニライブ&クリニックにご興味のある方は後半
をお読み下さい。

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★ マーク・マクミレン・インタビュー 1回目
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■上手く歌うためには何が必要ですか?

★心理的にも肉体的にもリラックスしていることが大切だね。
そして、自分本来の声を見つけこと。でもそれには時間がかかるよ。

僕も昔はマーヴィン・ゲイやスティービー・ワンダーのように
歌おうと思っていた。でも自分は彼らではないと気づいたんだ。

そして、自分にとって自然で楽に出せる声を追求していった。
それには、正しい呼吸、喉を緊張させない正しいテクニック
を身につけることも大切だね。

やっかいなことに、毎日体の状態は違う。
調子のいい日があれば、悪い日もある。

人のマネ、つまり借り物の声や歌を歌うと
体に無理強いさせることになる。

そのためにも自分の声を見つける必要があるね。
僕は今でも学び続けているよ。


■いままで、どのように音楽を学んできたのですか?

★音楽学校で学んだり、たくさんの本を読んで学んだよ。


■どこの学校ですか?

★コロラドのある学校で学んだけど、歌い始めたころは、
レコードから直接学んだね。優れたたくさんのシンガー
を聴いて真似していた。

でも、それには無理があると気づいたんだ。
自分自身の声を見つけるには10年以上かかったね。

そして今でも自分の声は発展し続けている。
来年リリースするCDでは、さらに進化した
僕を聞くことができるよ。


■何かよいウォームアップはありますか?

★リップロールは最適だね。声帯をほぐし、
唇の周りもリラックスできる。

僕の知っているシンガーたちもウォームアップには
まずこれをやるね。
(リップロールのエクササイズはこれに収録)

http://www.vocal-lesson.jp/category/1173858.html

リップロールは緊張しないことが大切だね。
その後、いくつかのスケールエクササイズを
組み合わせて練習するね。

その日の状態によってウォームアップする時間も
変わってくる。

調子の悪い日はウォームアップの時間を多めに
とったほうがいいね。

特に朝のウォームアップは効果があるよ。
夜にライブがあるときには、朝ウォームアップ
するかしないかで声の出方が変わってくるんだ。


■ウォームアップにどれくらい時間をかけますか?

★15分位かな。スポーツをする前は体をストレッチするだろ?
それと同じさ。

ライブ会場へ向かうとき、ロサンジェルスはいつも渋滞
しているから、車の中でウォームアップすることもあるよ。
周りのドライバーからは、こいつ何やってんだ?
って変な顔されるけどね(笑)


■どのように声の健康を保っていますか?

★それはとても大変なことだね。

ギグのとき音響が悪かったり、バンドが大音量
でプレーすると、それに張り合ったりしがちだけど、
ここでボイストレーニングの知識や技術を知って
いると役に立つね。

ハードに歌うにしてもテクニックで補うことができる。
以前、僕も喉をやられて3週間くらい声が出なくなった
ことがあるよ。

ぬるま湯に塩を加えてうがいをすることはとてもいいね。
風邪の予防にもなるし。

シンガーにとっては、体が楽器だからね。
十分にいたわってあげないといけない。

日ごろからスポーツをして体力をつけておくといいね。
歌うときもエネルギーをもって歌うことができるしね。

この続きは次回に・・・

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■ マーク・マクミレンのミニライブ&クリニックの詳細ですが

日時: 12月8(土)13:30〜のスタート予定
            14:30〜15:00頃終了予定。
(スタート、終了とも多少前後することもあります。只今調整中)

場所: 東京 新宿区内某所 (只今手配中)

参加者にはマークからプレゼントがあるかも?

時間がせまっています。小さなスペースで一流の海外アーティスト
に直接触れる機会はめったにありません。
そして、今後このようなことを開催するかどうかも未定です。

12月8(土)に予定が入っていない方は是非ご参加お待ちしています。
既に予定が入っている方も、変更可能でしたらご参加下さい。
この貴重な体験をお見逃しなく!

※お申し込みは下記、問い合わせフォームより「ミニライブ&クリニック参加」
とお問い合わせ内容の欄にご記入下さい。

また、当日マーク・マクミレンさんに質問してみたいことも合わせてご記入下さい。
詳細は追ってご連絡いたします。お申し込みはコチラから!

※ このクリニックは終了いたしましたが、

  当日の様子をビデオに撮りました。

  ▼

 http://www.vocal-lesson.jp/article/13227023.html

■ 先日、会員さんから、絶版となったThe VOICE of the MIND
が古本でなんと60万円で売れ出されていると聞きました。
 
優れたボイストレーニング教則本ではありましたが、
¥3,500の本がそこまでプレミアがつくとは、驚きです!
 
でも、なにがなんでも手に入れたいという人が
いるから、ここまで高騰するのですね。
 
実際、4万円くらい出して買った会員さんもいました。
 
いくらなんでも、本でそこまで出せないという人には実際、

The VOICE of the MINDのなんたるかが音声で体感できます。

■ 今日のオススメアーティストは、
 
先日のエリック・ベネイのツアーメンバーとして
バックボーカルとキーボードで参加した、私の友人
でもあるマーク・マクミレン。
 
私もライブに足を運びましたが、
エリック・ベネイを陰でしっかりと支えていました。
 
しかもオファーから数回のリハーサルでこの完成度
さすが、仕事人です。
 
実は、彼はソロとしても活躍していて、CDも
リリースしています。
 
今日のオススメの一枚
白人の洗練されたセンスと、黒人のソウルフルな
パッションを兼ねそろえた、
 
まさに、ブルーアイドソウルという言葉がぴったりな
彼の音楽が堪能できます。
 
彼は、シンガーだけでなく、キーボードも弾きこなし
 
ソングライターとしてもボビー・コールドウェル、
チャカ・カーンなどにも曲を提供するほど非凡な
才能をもっています。
 
勿論、自身のCDも言わずもがな。
 
私はCDを試聴するとき、たいてい3〜4曲まで
聴いて、その後を聴くかどうか判断するのですが、
 
このCD は、1曲目から13曲目までノンストップ
で聞き続けてしまうほど佳作ぞろいです。
 
しかも、自身で描いた絵がCDのジャケット
になっています。
 
ほんと、彼の多才ぶりは、うらやましい限り。
 
それにとどまらず、現在、映画の音楽ディレクターを
まかされ忙殺中の彼、いったい彼の才能はどこまで
広がっていくのでしょうか?
 
先日、彼の滞在先のホテルにお邪魔してインタビュー
してきました。
 
そして、エリック・ベネイを紹介いただき、
少しお話させていただきました。
 
次回は、マーク・マクミレンのインタビューを
お届けする予定です。
友人であるシンガー、カーメル・ヘレン
へのインタビュー最終回です。
 
■ 喉の健康を保つために心がけていることを教えて下さい。
 
★ 休息をとり、そして水をたくさん飲むことね。
 
そして乳製品を摂らないこと。
 
私は乳製品が大好きなの。
でも、ライブの3日前から摂らないように
気をつけているわ。
 
日頃は、週に2回くらい乳製品を食べるけど、
摂りすぎると、ろくな練習ができないからね。
 
まあ個人差もあるから、自分の体と相談しながら
決めるといいわ。
 
それからタバコは吸わないこと。
そして、ストレスをためないこと。
 
例えば、リハーサルやライブ前に誰かと
言い争いになったとするわね。
 
すぐに喉を痛めるわ。
 
だから誰かと口論になりそうになったら、
リハーサルやライブが終わるまで待って、
寝る前にかたをつけるわ。(爆笑)
 
冗談だけどね。まず自分から謝るのがいいわ。
謝ることをためらわないことね。
 
それから喉を健康に保つためには、
正しい練習を欠かさないことだわ。
 
気をつけてはいるけど、私も無理に声を押し出す
癖があって、そうすると喉は疲労するわ。
 
昔は、風邪気味で声が出にくいのかと思っていたけど、
実は声の酷使によることが多かったことが分かったの。
 
■ 他に何かありますか?
 
★ お酒は良くないわね。喉を乾燥させるし、
翌日にも影響が出るわ。
 
コーヒーも同じく体から水分を奪う作用
があるので良くないわ。
 
常に体にとっていい事をするべきだわ。
なぜなら体があなたの楽器だから。
 
■ シンガーにとって一番大切なことは何ですか?
 
★ ゴールは何か?シンガーとしてのあなたのゴール、
目的は何かを知ることね。
 
それに向かって突き進むことが大切だわ。
 
例えば私の場合、こう自分に問いかけるわ。
歌でお金をたくさん稼ぎたいの?
 
いや、違うわ。
それは私の本当にやりたいことではないわ。
 
私の本当の目的は何だったかしら?
 
歌を通じて世界のピニオンリーダーになり、
人々の役に立つこと。
 
人とつながり、その人たちを幸せにし、
少しでもいい気分にしてあげたい。
 
とてもシンプルなことだけど、とても大切なこと。
 
それらのゴールを確かめることが
自分のパフォーマンスを支えてくれるの。
 
■ 最後に日本のシンガーにメッセージをお願いします。
 
★ 歌うことは、とても美しい芸術活動ね。
歌はこの世界をよりよくする力があるわ。
 
あなたが成し遂げたいゴールに向かって、
あなたが信じる道を貫いてね。
 
そして一生懸命に練習すること(笑)
 
日本の皆に会える日が来ることを楽しみにしているわ。
 
たチェザリーメソッドを習得し、
彼女は自分の声や歌が変わったといいます。
今でもボイストレーニングにはこれを欠かさないようです。

http://www.vocal-lesson.jp/category/1173857.html

本日は、前回ご紹介した、カーメル・ヘレンへの

インタビューをお届けします。
 
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★ アーティストインタビュー
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■(やすだ) あなたはグロリア・ラッシュの生徒でしたよね?
 
★(カーメル) ええ。
 
 
■世界中にはたくさんのボーカルメソッド、
 そしてボイストレーナーがいますが、
 なぜグロリアに学ぼうと思ったのですか?
 
★そうね。すごくいい先生がいるって噂に聞いて
 いたんだけど、その頃私は、サンフランシスコ
 に住んでいたの。
 
 機会があってグロリアのレッスンを受けることが
 できたんだけど、テクニックはもちろんのこと、
 彼女の人間性にも惹かれたわ。
 
 はじめのうちは不定期にレッスンに通っていたんだけど、
 本格的にレッスンを受けるためにロサンジェルスに
 引っ越すことにしたの。
 
 
■どれくらいの期間、グロリアに学んでいたのですか?
 
★ロサンジェルスに移って、本格的にレッスンを
 受けはじめてから3年位かしら。
 
 
■グロリアから、何を学びましたか?
 
 正しく歌うことね(笑)
 声を安定させること、声域の拡げ方など
 数え切れないほどたくさんのことを学んだわ。
 
 声の方向性とか、どこに、どのように感じるといった
 感覚など、今でこそ彼女が言おうとしていた本当の意味
 や感覚が理解できるようになったけど、はじめのころは、
 よくわからなかったわ。
 
 でもついに正しい歌い方をマスターしたわ。
 
 
■具体的にどのように、改善されましたか?
 
★そうね、毎日欠かさず練習する必要性を学んだわ。
 昔はよくサボっていたから(笑)
 
 つまり技術もそうだけど、精神面での改善が大きかったわ。
 
 以前は、ライブで声のことばかり気になっていたけど、
 毎日の練習によって、正しい働きを筋肉に記憶させる
 ことができたわ。
 
 そのおかげでステージではコミュニケーションに集中
 できるようになったの。
 
 その他、声域が拡がったこと、喉にダメージを与えない
 歌い方をマスターしたことなどね。
 
 グロリアのレッスンを受ける前は、悪い歌い方で
 よく声をつぶしていたから(笑)
 
 
■今は、声域はどのくらいあるのですか?
 
★練習する声域は4オクターブ、歌うときに使う
 声域は3オクターブくらいね。
 
 レッスンを受ける前は、1オクターブ半位だったわ。
 
 
■テクニックを実際どのように歌に応用していますか?
 
★先も言ったけど、歌うときはテクニックのことは
 あまり気にすべきではないわ。
 
 それよりコミュニケーションやフィーリング
 を大切にすべきね。
 
 でもそうなるためには練習で、声の位置を理解したり、
 ブリッジを滑らかにするエクササイズを繰り返すことで、
 そのうち意識せずとも歌に応用できるようになっていくわ。
 
 
■それでは今はもう歌うときテクニックのことは
 気にしていないのですね?
 
★正しくできているときはね(笑)
 
 
■あなたはロックを歌っていますが、
 なぜロックなのですか?
 
★どんなスタイルの音楽も好きだわ。
 だけど特にロックのハイエナジーなところが好きね。
 
 そして黒人だったらR&Bを歌うべきという
 考えも嫌だったの。
 
 皆がR&Bにいくから、あえて私はロックを歌った。
 でもR&Bを否定しているわけではないの。
 
 それは私の一部だし、R&B、ソウルミュージック、
 ロックのコンビネーションを模索しているわ。
 いってみればハイエナジーなソウルミュージックね(笑)
 
グロリアが教えていたチェザリーメソッドを習得し、
彼女は自分の声や歌が変わったといいます。
 
 
次回も引き続き、カーメルのインタビューをお届けします。
彼女が普段気をつけていること、どのような練習をしているのか
など、より核心にせまります。
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★  今日のおススメアーティスト
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■ 今日のおススメアーティストは、
  私の友人であるボーカリスト
 
■ カーメル・ヘレン
 
 
私たちは、いまこの音楽が流行っているから、
皆が聴いているから、売れる音楽だから、
という理由で歌うスタイルを決めてしまいがちです。
 
それが、心から求めるものであればいいのですが
上のような理由で、自分が進むべき方向を安易に
決めてしまうのはどうでしょう?
 
もちろん価値観は人それぞれです。
それでいいという人は、それも1つの道です。
貫きとおしていただきたいし、
それ以上、私がとやかく言う資格はありません。
 
 
私がカーメルを尊敬する理由、それは
 
流行や周りの状況に惑わされず、自分がやりたいこと、
信じる道を突き進む姿勢です。
 
彼女は黒人であるソウルフルな声を武器にしつつも
一貫としてロックなスタイルにこだわる
カッコいいロック姉ちゃんです。
 
黒人はブラックミュージックを歌うべきという
既成概念を破り、今の時代の流れに逆行してでも、
自分を貫く
 
それは、音楽活動をしていく上でハンディーキャップ
にもなりかねません。
 
彼女ほどの実力をもちながらも、いざレコード会社との
契約となると、お偉いさんから言われることは
 
「時代に合わせろ。」
 
「もっと売れるスタイルに変えろ。」
 
もちろん、「はい。」とうなずく彼女ではありません。
 
その結果レコード会社からは、・・・・
でも、それも全て承知のうえ
 
音楽だけでなく、生き方がロックです。
そんな彼女を私は尊敬しています。
 
最近イギリスのあるレーベルが彼女に
興味を示しているようです。
 
彼女の音楽を、ワールドワイドにするためにも
是非頑張ってもらいたいところです。
 
そして、もう1つカーメルを見習うべきところ
それは、日々のトレーニングを欠かさないことです。
 
チェザリーメソッドを習得し、彼女は自分の声や
歌が変わったといいます。
 
チェザリーメソッドについては

http://www.vocal-lesson.jp/category/1173857.html

 
 
このサイトでカーメルの歌が聴けます。

http://www.carmelhelene.com/home.htm

 
先日の渡米で、彼女の家にいっていろいろ話をうかがいました。
彼女がこれほどの実力を身につけた裏には・・・
 
その内容は、メルマガでシェアしたいと思います。
 
まだ、登録されてない方はお気軽にどうぞ
もちろん登録は無料です。
 
また、メルマガでは、貴重な情報を優先して
配信しますので、まだご登録いただいてない方はお急ぎ下さい!

ボイトレ雑学 「カート・エリング インタビュー」

今日は、先日の渡米で食事をともにさせていただいた
一流ジャズシンガー、カート・エリングと交わした
会話の一部をお届けします。

皆さんからよくいただく質問を、私が代表してお聞きしました。

プライベートなことは割愛していますので了承くださいね。
といっても、男どうしのたわいもない話です。(笑)

それでは、どうぞ

■ やすだ: 今までに誰かに歌を習ったことがありますか?

★ カート: 特定の1人に習ったことはないよ。

クワイヤーに参加していたとき素晴らしいコンダクターと
出会って指導を受けたことはあるけど、音楽学校に通ったり
専門的な教育は受けたことはないね。

残念ながら、よいボイストレーナーとの出会いがなかったんだ。
ビデオやCD教材などをつかって、自分自身で試行錯誤してきたよ。

■ 多くの人は先生についてトレーニングを積んだり、
エクササイズをする必要があると思うのですが?

★ もちろん僕もトレーニングは欠かさないよ、
ただ自分自身でやるだけさ。
毎日50分はウォーミングアップするね。

■ どんなウォーミングアップをするか教えていただけませんか?

★ 主にスケールエクササイズだね。

どんな感覚か確認し、その日の調子はどうかチェックするんだ。

ピアノがあるときはそれで練習するけど、ツアーに出ていて
ピアノがないときはテープに録音しておいたのを使うんだ。

■ ツアーに出ていてハードスケジュールが続くとき、
どうやって声の健康管理をするんですか?

★ 先も言ったけどウォーミングアップは欠かさずやるね。

お酒は飲まない。もちろんタバコも吸わない。
そして正しい発声で歌うこと。
とても当たり前なことだけだよ。

■ お酒はまったく飲まないんですか?

★ 普段は飲むよ。仕事のとき以外はね。
いつもは水を多く飲むことを心がけているよ。

■ ストイックですね?


★ そうさ、修行僧みたいなもんだよ。
70歳、80歳になっても歌っていたいからね。

■ あなたは低音から高音までとても広い声域を持っていますよね。
多くのシンガーは低音と高音の間にブレークがありますけど
どうやってそれを防いでいるのですか?

★ それについては君の方が詳しいんじゃない?(笑)

高音域では大きな声で歌わないこと。
ボリュームを落とすんだ。

ブレークを避けるために低音と高音が融けるように
混ざり合うところを見つけるんだ。

自分ではそれを感じられるけど、
聴いてる人はきっと気付かないだろうね。(笑)

■ シンガーにとって一番大切なことはなんですか?

★ いつも歌っていることだよ。

そして、よりよくなるために誰よりも練習すること。
誰よりも歌う情熱を持つことが大切だね。

■ ステージで緊張したことはありますか?

★ もちろん!何度もね。

■ どうやってそれを克服したんですか?

★恐れというより、例えば今日レコード会社の人が
聞きにくるとか耳打ちされたときは緊張したね。

だって自分の人生が変わるかもしれない。
でも学んだよ。そんなの幻想だって。

だっていつ誰が来るかわからないもんね。
誰か1人が特別なのではなくて、
見に来てくれた一人ひとりが特別なんだよね。

もしアーティストであること、そして歌に集中
していれば誰が来ようと余計な雑念など消えていくよ。

そうなるまで時間はかかったけどね。
そして今の自分がいる。(笑)

■ 頭ではわかるけど、なかなか大変ですよね。

★ だから先いったでしょ?いつも歌っていろって。

経験に勝るものはないよ。

もちろん今の自分は簡単にそういえるけど
だって10年以上もロードにでているからね。

■ 風邪を引いたときはどうやって対処してるのですか?

★ 容易なことじゃないね。もし風邪をひいたら、
なるべく静かに歌うことにしているよ。

薬を飲んで対処するのもいいけど、
とにかくベストを尽くすこと。

インフルエンザにかかったり
食あたりになったことも二、三回あるよ。

ライブの当日、足を骨折して医者に行く
時間がなかったから、そのまま座って
ライブをしたこともあるよ。

それから失恋、傷心、どんなときも歌わなきゃならない。
それがシンガーに課された務めだよ。

でも自分自身もいたわってあげなきゃいけない。

■ それじゃいままでライブをキャンセルしたことはないんですか?

★ 2回ほどあるよ。
そのときはかなり重い病気でキャンセルするほかなかったんだ。

■ 新作CDのコンセプトは何ですか?

★ 夕やみのロマンス、ムード。そう宵越しのストーリーなんだ。

映画のサウンドトラックのような仕上がりにしたかったんだ。
新しいアイディアもたくさん詰まっているよ。

温かく、ヒーリング的な要素もね。
それがコンセプトさ。

■ 今日はありがといございました。

★ 日本にいってみんなに会えることを楽しみにしているよ。

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■ いかがでしたか、一流アーティストの思考から多くを
  学んでいただけたら幸いです。

ちょうど一昨日、リリースされたばかり、できたてほやほやの
彼の新作、是非聴いてみて下さい。

既に私の愛聴盤になっています。
オススメです!

http://www.vocal-lesson.jp/category/1173853.html

アメリカでは、超一流ボーカリストであるカート・エリング
のような人でも毎日練習を欠かしません。

彼らがいまだに練習に励んでいるというのに、私たちがサボっていたら
追いつくどころか、ますます差を広げられるだけです。

そうならないためにも日々精進あるのみ!!

http://www.vocal-lesson.jp/category/1173855.html

■ 一昨日、発売されたばかりの、カート・エリングのニューCD
  すでに私の愛聴盤になっています。
 
▼ オススメです!!
■ 皆さんこんにちは。
 
先日アメリカから帰国しました。
 
おかげさまで充実した1ヶ月ほどの
アメリカ滞在でした。
 
アメリカでのエピソードは折に触れ
お話したいと思っていますが、
 
こうして、たまに環境を変えると
自分自身を見直すいい機会になります。
 
これからどうしていくか、何をすべきか、
また何をやめるべきか、いろんな面で自分の
考えを整理できます。
 
またいつもそうなのですが、帰国した直後
日本に対して感じる新鮮さであったり、
懐かしさであったり、違和感であったり・・
 
言葉ではうまく表せない、なんともいえない
感覚も大切にしています。
 
この感覚も3日ほどすると、日常の中に
埋もれていくのですが
 
いつものルーティンに戻る前の不思議で貴重な時間が、
新たな気づきを引き出してくれます。
 
旅先での感覚、戻ってきたときの感覚
2つの違う感覚を味わえるのも旅の醍醐味ですね。
 
何かを創造する人間は、旅に限らずたまには
意図的に非日常をつくりだすことが大切だと思います。
 
 
さて、それでは本題です。
 
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★  今日のおススメアーティスト
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■ 今日のおススメアーティストは、現存するジャズシンガーの中で、
  私が最も尊敬する人。
 
そして、先日の渡米の際、一緒に食事をさせていただいたボーカリスト
 
■ カート・エリング
 
 
スゴイ、スゴすぎる!
 
彼の歌を形容するには、この言葉しか見つかりません。
 
何がスゴイのか?
 
まず、声の表現力。
 
楽器奏者は言葉がない分、音色でいかに想いや
感情を表現するかに命をかけます。
 
ボーカリストは言葉に甘え、
声のニュアンスが大雑把になりがちです。
 
決しておろそかにしているわけではない
のでしょうが、
 
テクニックが未熟なため、結局は微妙な
ニュアンスまでコントロールできない、
 
というのが多くのボーカリストの実情でしょう。
 
しかしカートは違います。
 
様々な情景が彼の声から伝わってきます。
声そのものでストーリーを語っています。
 
そして、さらにスゴイのは、怒涛のスキャット!
 
なにもスキャット自体、珍しいものではありませんが、
彼のスゴイところは、歌詞まで即興でつけていくという
離れ業をやってのけます。
 
メロディーと歌詞のインプロを同時にしかもパーフェクトに
こなすのは、カート以外踏み込んだことのない、
 
いや踏み込みたくても踏み込めない
神かカートのみできる領域です。
 
彼は大学時代、哲学を学んだだけあって、その歌詞インプロ
は詩的で文学的ですらあります。
 
しかし、あまりにも高度な英語を次から次へと紡ぎだすため
私の英語力では、ダイレクトにその意味を理解できない
もどかしさはあります。
 
まあ、アメリカ人でも相当なインテリじゃないと理解できない
みたいなので仕方ないか・・・
 
カートはボーカリストの枠のみにカデゴライズするには
あまりにも窮屈すぎます。
 
総合芸術家といったほうが適切でしょう。
 
そんな、彼が新しいCDをリリースしました。
そしてカート・エリングと食事中に交わした話を
メルマガで、シェアします。
 
さすが一流ボーカリストと思わせる内容です。
 
もちろん登録は無料です。
 
また、渡米中に、お会いした他のボーカリストへの
インタビューも次回以降、配信の予定でいます。
 
新しいメルマガでは、貴重なボイトレに関する情報など優先して
配信しますので、まだご登録いただいてない方はお急ぎ下さい!
■ このHPでも、必須教則本としておススメしていた
 
「The voice of the mind」
 
どうやら絶版になったようです。
 
 
定価¥3,500の本が、古本でなんと
6万円前後で取引されているようです。
 
そこまでしても手に入れたい人がいるから、
古本でもこれだけ高騰しているわけで
 
大枚をはたいてでも買うだけの価値ある
本だったということですね。
 
早く手に入れたほうがいいですよと
前々からアドヴァイスしていましたが、
 
それをきっかけに、絶版前に手に入れた方は
ラッキーでしたね。
 
やはり、すぐに行動に移す人が得をします。
 
それにしても、どうでもいいようなボイストレーニング
の教則本が版を重ね、優れた本が消えていく・・・
 
ほんと不思議です、この世の中は
 
 
絶版になった以上、この教材で学ぶしかないですね。

「The voice of the mind」の実践版教材。

ボイトレというと
 
発声練習をする。
腹式呼吸の訓練をする。
 
などが一般的に知られていることです。
 
いままで、あまり語られてきませんでしたが、
感覚を鍛えることも大切なトレーニングの1つです。
 
感覚を鍛えるとどうなるのでしょう?
 
1、 気づく力
2、 感じる力
3、 イメージする力
 
この「3つの内的な力」が身につきます。
 
実はこの「3つの内的な力」を同時に
鍛えていかないと上達はおぼつきません。
 
ボイストレーニングのレッスン経験がある人は、
リラックスの重要性はご存知のことと思います。
 
「リラックスすると緊張がほぐれ、
体が柔軟になり声がよく出る。」
 
と先生に言われたことがあるかもしれません。
 
もちろん結果としてそうなるのですが、その結果を
導くプロセスについてはあまり知られていません。
 
そして、それがわからないために結果が伴わない人が
とても多いのです。
 
このプロセスの1つが、感覚を鍛えることなのです。
 
そして感覚を鍛える準備としてリラックスが必要なのです。
 
リラックスする方法は人それぞれです。
 
私はヨガやストレッチ、水泳なども取り入れていますが
絶対こうしなきゃいけないということはありません。
 
しかし、私自身が実践しているなかでも短時間ででき、
しかも効果的な方法の1つを今日ご紹介します。
 
まずコップ2〜3杯の水を飲みます。
(できたら軟水がベター)
 
15分位したら、これを使います。
(ちなみに私が愛用しているものはこれ!)
これを使って飛び跳ねるのですが、膝をバネのように柔らかく
つかい、上半身の力をダラ〜っと抜くことがポイントです。
 
体がほぐれるだけでなく、血液、リンパの流れもよくなります。
実は、これがスゴク重要なのです。
 
5分〜10分くらいやったら、静かな場所で仰向けになります。
 
この段階でかなり体がほぐれ、リラックスしているはずです。
 
いよいよ感覚のトレーニングに入っていきましょう。
 
呼吸が整ったら、全身をモニターしていきます。
 
ちょうど頭からつま先までスキャンするようにチェックします。
 
先ほどの運動で体液の流れがよくなっています。
その流れを感じられますか?
 
あるいは、体がジ〜ンとするような感覚がわかりますか?
 
次に、呼吸、脈、内臓にも意識を向けていきます。
 
体のどこかに変化はありますか?
何か感じるところはありますか?
 
何か感じたらそこに意識を集中させます。
 
そして体にこう問いかけて下さい。
 
この感覚は何?
この感覚の意味することはなあに?
 
始めたばかりの頃は、すぐには感じられないかもしれません。
 
なんとなくでもいいので、感じようとすることが大切です。
 
すると続けているうちに感じられなかったことが
感じられるようになります。
 
聞けなかった体の声が聞こえるようになってきます。
 
この訓練をすることで、センサーとしての体が機能し始めます。
 
これが「感じる力」を身につけるの第一歩です。
 
これでお終いではありません。
 
ここからがいよいよ本番です。
 
 
この続きですが・・・
 
本当は、ばらしたくないんですよね。
 
だって、ほとんど知られていない内容だと思うし
 
このサイトはボイストレーナーの方々も多くご覧に
なっているようだし
 
とてもありがたいことなのですが・・・
 
でも、本音をいうとあまり大っぴらにしたくないんです。
 
誰だってライバルには種明かしはしたくないですよね?
 
といっても、私のところで扱っている教材などで結構
種明かしはしていますが・・・(汗)
 
実際、これらのアイディアを使って、レッスンをされているところが
結構増えているようです。
 
「価値あるものを伝えていく」という私の信念からして、とても嬉しい
ことではあるのですが
 
でも、まだまだ伝えきれないほどたくさんのアイディアがあります。
 
まだ具体的にはお話できませんが、ある方法で伝えていくことに
なると思います。
 
話しが脱線しましたが、チェザリー教則CDの予約特典として
今回の続きをレポートにしてお伝えしようとおもいます。
 
チェザリー教則CDもこのレポートの内容を実践した後、
取り組むとさらに効果的です。
 
発売までの期間限定特典です。
予約はこちらから! 注)このキャンペーンは終了しました。
 
でも今日お話したことをやるだけでもぜんぜん違いますよ。
是非、お試しあれ!
9月11日、アメリカの同時多発テロから
丸5年を迎えました。
 
ちょうどその頃、私はアメリカに住んでいました。
 
早朝、突然電話がなり、眠い目をこすりながら受話器
をとると、私の身を案じた家族からの電話でした。
 
寝ぼけていたこともあって、初め何をいっているのか
さっぱりわからずにいましたが、ことの重大さに次第
に体が震えてきました。
 
しかし、情報を仕入れたくても私はテレビを
持っていません。
 
いったい自分の周りには何が起こっているのか
不安が高まってきます。
 
とりあえず、近くのショッピングセンターの
開店を待つことにしました。
 
開店と同時に家電コーナーへ足早に向かいました。
 
そして一面においてあるテレビには、あの映像が・・
 
命にはかえられないと思い、なけなしのお金を
はたいてテレビを購入しました。
 
それが、私の9.11体験です。
 
あれから5年がたちました。
 
そして今、世界はよい方向に向かっているのか
それとも・・・
 
 
歌には力があります。
 
どんなものにも勝る力がある
そう信じています。
 
そして、歌や光に満ちた地球に
なることを祈っています。
(後半に続く・・・)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
■ バードビークのレッスンに通えば、
  すぐに上達するのでしょうか?
 
というご質問をいただきました。
 
このご質問には2つ質問を含んでいます。
 
1つ目は「すぐ」
すぐとは、どれくらいの期間を期待しているのか?
 
そして「上達」
 
どのレベルまで望むのか?
 
 
ちょっと上手くなるレベルですか?
 
きっかけであれば、その日のうちに
いや10分で改善できることもあります。
 
 
でも、このサイトをご覧になっている
あなたは、より上のレベルを目指す意識の
高い方だと思いますのでそれを前提にお話し
することにします。
 
もし、あなたが高いレベルまで到達したい
というのであれば、残念ながらすぐの上達
はありえません。
 
 
すぐに上達
楽して上達
 
 
このような甘い言葉をよく耳にします。
 
これは、面倒なことはしたくないという
人間の心の弱さにつけこんだものです。
 
うわべだけを取り繕っても、根本を解決しないと
それより先は絶対にいけません。断言します!
 
 
いままで、歌の上達法はないか、日本だけでなく
アメリカにまで渡り、様々なメソッド、方法を見たり
聴いたり、自らの身体で試してきました。
 
そして唯一わかったこと、自信を持っていえる
ことがあります。
 
 
それは「魔法」はないということです。
 
 
魔法はないが、効果的なボイトレ、
練習の仕方、考え方はあります。
 
それを地道にやるかやらないか、
そこが運命の分かれ道です。
 
無駄な努力をする必要はありませんが
やるべきことはやらないといけません。
 
これは、どんな分野であれ同じです。
 
 
例え、魔法があったとしても、そんなものは
すぐ陳腐化します。
 
すぐに身につく、だれでもできることの価値は
著しく下がるからです。
 
レアなものほど価値がある、それは
小学生でもわかることです。
 
逆の言い方をすると、すぐに身につかない
誰もができないからこそ価値がでてくるのです。
 
といっても、技術的に難しいというよりは
本当に必要なやるべきことを継続できるか
どうかということです。
 
そこに価値を見出せる人にこそレッスンに
来ていただきたいというのが本音です。
 
そして、そういう方には高いレベルまで到達
できる階段を用意しているつもりです。
 
 
魔法はないということに早く気づき
目を覚ました人だけが、より高い
ステージに上がることができるのです。
 
 
なぜすぐには上達しないのか、その理由を
次回お話したいと思います。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
(前半の続き・・・)
 
■ 情報は大切です。
 
テレビをもっていなかった私は、命にも関わる情報
を入手することができませんでした。
 
(テレビの情報が全て正しいということではありませんが・・・)
 
命には関わらないかもしれませんが
ボイストレーニングもどういう情報を
得るかによってあなたの人生を左右します。
 
 
今は、インターネットでどんな情報でも
手に入れることが可能になりました。
 
しかし、まだまだ玉石混合です。
 
情報が平等に行き渡る世の中だからこそ
その選択、判断には慎重さが必要とされますね。
前回は、すぐ歌が上手くなる「魔法はない」
というお話をしました。
 
冷静に考えてみれば当たり前のことです。
 
スポーツだってなんだって高いレベル
の技術をすぐ身につけられますか?
 
そんなむしのいい話ないですよね?
 
 
それでは、なぜすぐに上達しないのでしょう。
 
それは成長曲線というものが語ってくれます。
 
図を描けないのでもどかしいですが、縦軸が上達
横軸を時間とした図をイメージして下さい。
 
多くの人は、左下から右上に角度45度で「一直線」
に伸びるグラフのような上達を期待しますが、
 
ところがどっこい。そはは問屋が卸しません。
 
実際は、最初「水平」に、それが徐々に角度がついてきて
滑らかなカーブを描きながら、やがては「急上昇」していく
 
そう。成長とは直線ではなく、曲線なのです。
 
何か新しいことを始めたとします。
しかし努力したわりにはなかなか
上達しません。
 
次第に不安になってきます。
 
ところがある臨界点に達すると
成長曲線は、急激に上昇します。
 
つまり上達するということです。
 
臨界点の手前で不安がピークに達します。
 
「このままボイトレを続けていてもムダじゃないか」
 
「頑張っているのに、成果を感じられない」
 
夜明け前が一番暗いといいますが、まさにこの状態です。
 
ほとんどの人は、これであきらめてしまします。
 
もう少しで夜明けなのになんともったいない!
 
いちばん苦しいときだからこそ、
もう一歩のふんばりが大切です。
 
でも、これを一度体験しておくと強いです。
 
また次の段階に挑戦するとき
たとえ思うようにならなくても
 
「あの時と同じだな」
「あっ、またきたな」と
 
いたずらにあせったり、迷ったり
することがなくなります。
 
 
夜がきても、夜明けを信じられるようになる。
 
夜が明けても、いずれまた闇がやって来ると
いうことが理解できる。
 
所詮この繰り返しです。
 
そして続けることで、この再現性を感じる
ことができるようになります。
 
 
魔法があったとして、それは私たちにとって
邪魔なだけです。
 
自分の力で勝ち取ったものこそ
本当の価値があるからです。
 
それが、人間が人間として生まれて
きた目的だと思うのです。
 
当たり前のことを、当たり前にやる
すると当たり前ではない結果がでる。
 
ありもしない魔法を求め、さまよい続けるより
このほうが、よっぽど確実だと思いますが
いかがでしょう?
 
 
目先のテクニックも大切ですが
こういう本質的なことが一番大切
だと思います。
 
わかっていただけるとありがたいのですが・・・
インプリンティング(刷り込み)ってご存知ですか?
 
産まれた直後のひな鳥に動き回るものを見せると、
それを親鳥であるかのように追いかけ、他のものは
見向きもしなくなる現象のことをいいます。
 
実は、かって私もこの状態に陥っていました。
 
最初に習ったボイトレが全てのように
思い込んでしまったのです。
 
その結果は、前にお話したとおり、喉にトラブルを
かかえ、ほとんど声がでなくなってしまったのです。
 
その先生を教祖のように思ってしまったのです。
 
他の人もそう思っていました。
 
いまでも多くの人がそう思っているようです。
 
ある意味、新興宗教のようなところでした。
 
今は、そのボイストレーナーを反面教師としています。
 
しかし、そこで終わってしまったらおしまいです。
そんな人に人生を振り回されるなんてゴメンです。
 
もし、このままじゃいけないと感じているのなら
今までやってきたやり方、考え方、思考パターン、
習慣を一度見直してみる必要があります。
 
今までのやり方、習慣や思考を捨てる。
 
それはつまり、自分がそれまで大切にしてきたものを捨てる
あるいは手放すことですから、怖いに決まっています。
 
しかし、その恐怖を乗り越えなければ
次のステージには進めません。
 
そのため、それまでのやり方、常識、
習慣、考え方、思い込みを疑ってみる。
 
「それは本当に正しいものなのか?」
 
と自問自答してみる。
 
哲学的には「自分を見る目」
 
脳科学的には「メタ認知」
 
つまり、第3者の目をもって自分自身を客観視する。
 
そして、別の角度から自分を見つめなおしたときに
新しい可能性の扉がひらくのではないでしょうか?
 
もし、現状のあなたがこれを聞いてピンとくるものがあれば
 
何か別のアプローチ方法が必要な時期なのかもしれません。
 
そんな、きっかけを私に与えてくれたのが、この教材でした。

私の人生の転機となった、ボイストレーニング・ボーカル教材 ⇒

最近では、ボイストレーニングという言葉を知らない人を
 
探す方が難しいくらい、世間で認知されるようになってきました。
 
 
ところで、ボイトレと聞いたら、あなたは
まずどのようなトレーニングを思い浮かべますか?
 
 
腹式呼吸や腹筋のトレーニングと思った方が結構
多かったのではないでしょうか?
 
 
このサイトをご覧になっている研究熱心なあなたは、
そうではないですよね?
 
なかには、私が腹式呼吸を完全否定している
 
と思ってらしゃる方もいるようですが、その逆です。
 
 
重要だからこそ、安易に触れて欲しくないし、
 
語って欲しくもない、というのが本当のところです。
 
こと歌のボイトレに関しては。
 
 
それでは、なんのために腹式呼吸のトレーニングが必要かわかりますか?
 
その本当の意味をわかっている人は、ほんの一握りに過ぎないと思います。
 
一般の人だけでなく、ボイストレーナーや指導者でさえも・・・
 
今後、誰かの口から「歌には腹式呼吸が必要だ」という言葉を聞いたら
 
試しに「なぜ腹式呼吸が必要なの?」と聞き返してみてください。
 
まず、答えられないでしょう。
 
答えが返ってきたとしても、的外れなことがほとんどのはずです。
 
 
「息をコントロールするため」という答えだったら、かなりましです。
 
でも、これでもまだ的確な答えではありません。
 
それでは、腹式呼吸のトレーニングの本当の意味とは?
 
 
いいですか、重要だから、1回しかいいませんよ。
 
 
「それぞれ固有の声帯のサイズを鑑み、音域、声質による声帯の使用割合に応じた
必要最小限の息を、継続的、かつ安定的に供給、そして息の配分を自在にコントロール
する能力を身につけるため」腹式呼吸のトレーニングが必要である。
 
by やすだ (無断複写転用禁止)(笑)
 
 
以上のことが、腹式呼吸のトレーニングの本当の目的です。
 
目的のない、または、わからないトレーニングは、
 
砂漠で落とした、ダイヤモンドを探すことに等しいです。
 
 
インターネットで情報を探すときだって、検索エンジンに
 
キーワードを入力しないと、求める情報にたどりつけませんよね。
 
 
的確なキーワード、つまり何を得たいのか、その目的がはっきりして
いないと、いつまでたっても、欲しい結果を手に入れることはできません。
 
 
この考え方は、腹式呼吸のトレーニングだけではなく、
 
全てのことに応用できますね。
もうすぐクリスマス、街はきれいにデコレーションされ
クリスマスムード一色にそまっています。
 
ところで、皆さんは、いくつくらいまでサンタクロースの
存在を信じていましたか?
 
私は、小学校2年生まで信じていました。
 
ある日、友達から、サンタはいないと真実を知らされ
そんなのウソだと言って友達とケンカして帰ってきました。
 
とても悲しく、悔しかった思い出があります。
 
今となってみれば、些細なことですが、私たちは大人になるにつれ
これと同じように、現実に向き合うという経験をいやでもしていきます。
 
それが大人になるということかもしれません。
 
でも、この殺伐とした世の中だからこそ、夢や希望が必要です。
 
 
私たちには、歌があります。
 
歌をとおして、あなたの夢や希望を実現する。
 
あなたの歌を聴く人に、夢や希望を与える。
 
素晴らしいと思いませんか?
 
 
そして、夢と希望をもって頑張っているあなたに、
 
私から、ささやかなクリスマスプレゼントがあります。
 
注)このキャンペーンは終了しました。
 
 
■ 高音をトラブルなく歌えるボーカリストは、
  そう多くないと思います。
 
 
トラブルの原因はいくつか考えられます。
 
その原因の1つが母音です。
 
たいていのボーカリストは低音と高音で、母音を修正
することなくそのまま同じように歌ってしまいます。
 
これがトラブルの原因になります。
 
 
これを防ぐには、ボイトレのあるテクニックを使います。
 
「母音の修正」というものです。
 
わかりやすい秘話を1つご紹介しましょう。
 
本邦初公開です。
 
 
マイケルジャクソンが、あのモンスターアルバム「スリラー」
 
の次にリリースした「バッド」のツアーのときの話です。
 
アルバムのタイトル曲でもある、
 
ヒットチューン、バッドのサビの部分
 
You know I'm bad, I'm bad-you know it 〜♪
 
このフレーズの最高音である、badの部分を歌うたびに
 
マイケルは喉に違和感を感じていました。
 
ツアーを重ねるうちに、声がかすれ、
 
喉に疲労もたまっていきました。
 
当時の彼のスケージュールは、殺人的で、
 
喉を休めるわけにもいきません。
 
 
そこでマイケルジャクソンにアドヴァイスを与えたのが
 
世界一有名なボイストレーナー、セスリグス氏。
 
彼は、マイケルにこう言いました。
 
 
「君の歌唱スタイルを変える必要はない。
 
ファンもそれを望んでいないだろう。
 
今のスタイルこそが君の持ち味だからね。
 
ただこのままツアーを続けたら、
 
君の喉は取り返しのつかないことになる。
 
そこで、ちょっとした魔法を教えよう。
 
サビのbadのaに少しiを混ぜて歌ってごらん。」
 
注)このbadのaの部分の発音をあえて日本語でいうと、
アとエの中間みたいな音です。
 
それをどちらかというとエに近づけて
イを少し混ぜた感じの音にします。)
 
 
マイケルは、早速彼のアドヴァイスに従い、それを試しました。
 
すると、悩みの種だったトラブルは改善され、
 
なんとかバッドツアーを乗り切ることができました。
 
 
厳密に言うと、正しい発音ではありませんが、
 
リスナーに気がつかれない程度に母音に修正を加えます。
 
高音になればなるほど、母音は近づき、溶け合っていきます。
 
高音では、この「母音の修正」のテクニックは必須です。
 
もちろん、日本語でも使えます。
 
いや、使うべきです。
 
 
セスリグスの教材で、母音の修正について、少し触れています。
 
興味のある方はどうぞ(やはり音声があるとわかりやすいですね。)
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セス・リグス教則CD,Bookの詳細はコチラから!

■ 先週はAORの創始者ともいえるケニー・ランキンの
  ライブにいってきました。
 
変にこねくり回し歌を台無しにしているシンガーも多いですが
彼のいやみのない素直な歌唱にはとても好感がもてます。
 
おすすめの1枚
あまりの気持ちのよさにシャンパン1本あけてしまいました。
 
これから忘年会シーズン皆さんもお体大切に。
 
特にボーカリストは体が資本ですからね。(自戒)
 
■ お待たせしました。
 
いよいよボイトレ教材、チェザリー教則CDの発売の目どが立ちました。
 
先月、突然の「君のところでCD化してみたら?」という先方の
提案から始まり、なれない契約交渉、プレス業者の選定
 
ジャケットやラベル等のデザインのやりとりなどを経て
いま工場でCDプレスをしている真っ最中だと思います。
 
 
11月下旬〜12月の上旬に発売できそうです。
 
私自身も出来上がりが待ち遠しいです。
 
できたてほやほやのチェザリー教則CDを
是非あなたも手に入れてください。

チェザリー教則CD、についての詳細はコチラから!

アメリカで彼のライブを観て以来、今回が2回目。
 
久しぶりに行ってきました。
Zepp Tokyoでのライブ。
 
今日のおススメアーティスト、ライブレポートは
 
UKが誇る、R&Bの貴公子
 
■ クレイグ・デイヴィッド
 
彼のファーストCDがリリースされたその頃、
私はアメリカにいました。
 
なかなかの新人が出てきたな、と思っていた矢先、
LAでライブがあるというので、いってみようと
思ったのですが、これが大変!
 
アメリカでも彼の評判は急上昇中だったようで、
チッケットの入手が困難。
 
ライブをブッキングした頃、これほどの人気を
予想できたかどうかわかりませんが、
小さいクラブにしては、完全の需要過多。
 
チケット争奪戦の結果、あるコネをつかって何とか入手。
どうにかこうにか、たどり着きました。
 
注目は、フレーズ限界まで言葉を詰め込んだ、
まさにラップばりの歌唱。
 
CDでの軽快さが、ライブでどこまで再現できるか、
興味はそこに集中しました。
 
けっこう動き回りながら、彼の売りである軽やかな歌も乱れず、
ピッチもリズムもしっかりキープ。
 
よくある、そこらのボイトレをやっていては、
絶対彼のような軽やかさでは歌えませんね。
 
リズムに追いついていけず、モタること必至。
 
 
そこで、クレイグ・デイヴィッドのように歌うための3か条
 
1、敏捷性、柔軟性を優先するため声帯を厚く使いすぎない。
 
2、立ち上がりのいい声をだすため、頭部の共鳴を中心にする。
 
3、子音をコンパクトに、なるべく前の方におく。
 
以上をふまえたエクササイズが必要です。
 
このCDで即チェック!
今回の東京でのライブは、3daysだったのですが、
私が観たのは2日目。
 
初日のライブにいった人の話だと、
それほど調子がよくなかったそうですが、
 
2日目は、後半に少し声の疲れを感じたものの、
なかなかのライブでした。
 
というより、じっくり聞き入ることができませんでした。
 
なにせ、周りのお姉さまがたの黄色い声援がスゴくて。(笑)
 
それなら、いっそのこと楽しもうかということで、
踊ってきました。(笑)
 
ひさびさに気持ちのいい汗をかいたライブでした。
 
職業病というか、おもわず歌を分析してしまう自分が
いるのですが、今回は純粋に楽しませてもらいました。
 
ライブの楽しみ方は数あれど、クレイグ・デイヴィッドの
よう人のライブは、頭を空っぽにして、体で感じないとね。
 
汗をかいた後のビールはうまかった。(笑)
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
 
遊びにいっている人、練習に励んでいる人
はたまた、仕事をしている人(ご苦労様です。)
 
遊ぶときは遊び、練習するときはしっかりやる。
 
その切り替えが大切ですね。
 
日ごろボイトレに励んでいる方は、3ヶ月〜半年
に1回、1週間位休みを取ってみるのもいいですよ。
 
そのときは、練習のことは一切、頭からはずして下さい。
 
練習をしなきゃという義務感、練習しない罪悪感は禁物です。
 
そして、1週間後・・・
 
あら不思議!
 
いままでできなかったことができるようになっていたり、
新たな気づきがあるはずです。
 
だまされたと思ってやってみて下さい。
 
もちろん、正しい方法で、日ごろ欠かさず
ボイトレしていることが前提ですよ。
 
練習をサボりがちの人は、くれぐれも
これを言い訳に休まないでくださいね。(笑)
先日「遊ぶときは遊び、練習するときはしっかりやる。」
その切り替えが大切。
 
とお伝えしましたが、少し言葉が足りませんでした。
 
誤解された方がいらしたようなので、もう少し詳しくお話します。
 
「遊ぶときは遊び、練習するときはしっかりやる。」
 
これは、練習は苦しいものとか、嫌なものとしてとらえるという
ことではありません。
 
ボイトレを習慣化するために、こういう時期もありますが
いつまでもここに留まっていてはいけません。
 
仮にこれを、第1段階としましょう。
 
人からの押し付けや義務感でイヤイヤ練習しても、ある程度まで
上達するかもしれませんが、そこから先には、なかなか進めません。
 
そこから抜け出すには、第2段階にレベルアップする必要があります。
 
習慣になるくらい、身についてきたら、マシーンのようにただやる。
 
これが第2段階。
 
そこに、感情はありません。
 
毎日、歯を磨いたり、顔を洗ったりするような感じです。
 
私もある時期、それこそ朝から晩まで時間があれば練習してました。
 
でも、やっている時間のわりに、結果がついてこない。
 
そのとき、私と同じ先生に習っていたアメリカ人ボーカリストは
私を尻目に、どんどん上達していくのです。
 
しかも「こいつ、いつ練習してんの?」と思うくらい
女の子と遊んでばっかいました。(羨)
 
なぜ、彼が加速的に上達していったか、その理由がわかったのは
私が第3段階に達した時でした。
 
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。
 
好きであれば、
 
練習=遊び
 
になります。
 
この段階では、楽しい、嬉しい、充実感、達成感といった感情が伴います。
 
ではどうすれば、そんなふうになれるのか。
 
「練習に楽しみを見出す方法」
 
2つあります。それは
 
1、工夫。
 
2、ムダを省く。
 
いいですか、重要だからもう一度いいますよ。
 
1、工夫。
 
2、ムダを省く。
 
工夫。これは一言ではいえませんので、別の機会に譲ります。
あなたも工夫して考えてみて下さい。(笑)
 
工夫とは奥が深いのです。
 
ムダを省く。これは効果的な練習に集中すればいいだけのことです。
 
そのヒントは以前に話した、80:20の法則にあります。
 
先ほどの、第2段階にいた私は、単に長時間ダラダラとやってただけで、
そこには、工夫も効率的な練習をしようという考えもありませんでした。
 
練習してるんだから、うまくなって当たり前くらいにしか
思っていませんでした。
 
今になって思えば、勘違いも甚だしかったです。
 
完全な時間の浪費でした。
 
しなくてもいいボイストレーニングのしすぎぎで
喉にトラブルが起こることもしばしばありました。
 
そんな私とは対照的に、先ほどのアメリカ人ボーカリストの彼は、
いかに短い時間で効果をあげられるか、練習を工夫し、それを
ゲームのように楽しんでいたのです。
 
それが私と彼の大きな違いでした。
 
私にとって、練習=遊び になるためには、
練習に面白味を感じることができるような工夫が必要だったのです。
 
そうなれば、もはや練習は苦痛でも負担でもありません。
 
何が効果的か、どうすれば練習が楽しくなるか工夫し、そのアイディア
を練習に取り入れれば、遅かれ早かれ、必ず成果となって現れます。
 
やっただけ、確実に効果を感じられる。
だから、楽しくなるのです。
 
うまくなるから、楽しい。
  楽しんでいるから、うまくなる。
 
そうなれば練習が趣味となり、遊びになるわけです。
 
練習=遊び ⇒ 工夫 ⇒ 成果 ⇒ 嬉しい ⇒ 練習=遊び  ・・・
 
この、プラスのスパイラルを繰り返せば、加速度的に上達していきます。
 
 
イヤイヤ練習しても1時間なら、練習をエンジョイしても同じ1時間。
 
どうせヤルなら、楽しまなきゃソンソンです。
 
この域に達すれば、それで充分なのですが、実は、これで終わりではありません。
 
えっ、まだあるの?
 
そうです。まだあります。
 
めげずについてきて下さい。
 
 
それは、最終段階である、第4段階。
 
楽しいといったような自我を超越した段階。
 
一体感、安らぎ といったもっと深遠な感覚。
 
瞑想、座禅を組んでいるかのような無の境地。
 
あるがままに受け入れ、淡々とこなすのです。
 
世界標準のボーカリストを目指すのであれば
 
そんな境地に達したいものです。
■ ミスター パーフェクト
 
それが、彼に与えられた称号。
 
今日、ご紹介するアーティストは
バラードの帝王といえばこの人
 
 
■ ピーボ・ブライソン
 
力強くも、優しい繊細な歌声は、洗練された
都会的なサウンドと絶妙にマッチ
 
グラスを傾けながら、おしゃれでゴージャスな
気分に浸りたいとき、彼の歌はかかせません。
 
 
先日、彼のライブにいってきました。
 
今回はノーマン・ブラウンとのジョイントでした。
 
7対3くらいの割合で、ノーマン・ブラウン中心のショーといった感じで、
ピーボ・ブライソンのフアンにとってはちょっと物足りないライブだったかも
 
全体的に散漫とした感じは、否めませんでした。
 
私的には、今回、ノーマンのギター目当てだったので、
(ピーボのソロはアメリカでのライブも含めて6回ほど観ているし)
 
一粒で二度おいしいライブでした。
 
 
ノーマンのギターテクはいわずもがな
ですが、歌もけっこういける人です。
 
特に、ギターとのユニゾンでのインプロスキャットは、
ジョージ・ベンソンを上回るのではないかと思うほど超絶でした。
 
ピーボ・ブライソンといえば、いつものことながら、
変わらない安定感のある歌唱で、この人ほど安心して
ライブを観ていられる人もいません。
 
 
もし、ピーボ・ブライソンのような歌い方を目指すのであれば、
以下の3か条を守るべし!
 
1、力で押す歌い方だと思いこんで、そこだけマネしないこと。
  確実に喉を痛めます。
 
2、1の前提として声帯のコントロール、
  および、響きを完全に解放する能力を身につけること。
 
3、練習により自分のキャパを広げ、そして把握すること。
 
そして、今日のこの1枚。
ピーボ・ブライソンは、もともと常人をはるかにしのぐ
キャパの広い人ですが、その限界もまた完全に把握しています。
 
言い換えれば、コップの水が溢れる一歩手前で
水を注ぐのをやめる術を知っています。
 
このボイトレのテクニックについては、
いずれお話ししようかと思っています。
 
 
でも、彼はテクニックだけの人じゃないんです。
 
歌いながら客席をまわり、1人ひとりのお客さんに
握手をもとめるショーマンシップも見逃せません。
 
一流のエンターテイナーとはかくありき!
 
 
最後にマーヴィン・ゲイのWhat’s going onをノーマンと歌ったのですが、
この曲に関しては、隙のない彼の声にはミスマッチ。
 
泥臭いラフな感じのノーマンに軍配が上がっていました。
 
どんなすごいボーカリストでも、自分の強みを生かしているに過ぎない
改めてそう感じた一瞬でした。
 
 
そして、ライブの後、舞台裏をのぞくことができたのですが、
あっ、これは問題があるのでやめときましょう・・・(笑)

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ジョン・ノヴェロ(ナイアシン)

"I highly recommend Tomoaki Yasuda as an excellent vocal instructor.
He really knows his craft!"
John Novello

「やすだともあき氏は最高のボーカル・インストラクターとしてお薦めできる方です。
彼は歌唱という特殊な技術を完璧に理解している。」

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マーク・バクスター

"Tomoaki is a gifted and dedicated teacher of singing.
His knowledge of technique is outstanding.
Anyone looking to improve their vocal skills would be well served by this inspiring teacher." 
Mark Baxter

「ともあき氏は才能に満ち溢れているだけでなく、情熱を持ったボイストレーナーだ。
彼は飛び抜けた知識と技術を持ち合わせている。
自分のボーカル技術を上達したいと思っている人は必ず彼から多くを学べるはずだ。」

マーク・バクスター

トレーシー

トレーシー・ミェン・ルイス
▼最新動画
http://youtu.be/7bpwCA171vA

"Tomoaki Yasuda's passion for teaching is rare. 
He
is dedicated to bringing the best in vocal technique to his students,
insuring the student has a complete understanding of their instrument
and how to use it.
He is a wonderful instructor and an great asset to the vocal community as a whole."
- Tracee Meyn

「やすだともあき氏がボーカル・トレーニングに注ぐ情熱は他に類を見ないほどだ。
彼はその情熱的な姿勢で会員に最高のテクニックを伝授する。
また、その技術を完全に理解するよう丁寧な指導を心がけている。
氏は優れたインストラクターだけでなく、ボーカル界にとって大きな財産である。」

トレーシー・ミェン・ルイス

会員さんの声

■ 数多くあるボイストレーニングの学校の中から、BBを選んだのは、先生の声に対する考え方に深く共感したからです。

是非入会したい!と思った時は、生徒の募集をお休みしていたため、他のスクールに通っていました。

 
以前通っていたスクールでは、お腹で支える!の一辺倒で教えていたので、講師の方々が、どうしても喉に力が入ったような声を出していましたし、習っている生徒さんたちもみな同じでした。
 
納得できずに、結局辞めてしまい、歌うことも止めてしまいました。
 
しかし、偶然にまたBBのHPにたどり着いたとき、再度生徒の募集をしていたので、慌てて入会しました。
 
実際にレッスンを受けてみて、の私の感想ですが、まず、とても信頼できます。
 
これが一番大切で、そして全てです。
 
先生が、確かな耳を持ってらっしゃる。
 
そして確かな技術を持ってらっしゃる。
 
だから私の声の出し方のどこが悪くて、どうしたら改善できるのか、的確なアドバイスをすることができる。
 
もう本当にこれが全てです。
 
毎回、声の出し方について、少しづつ理解が深まって、レッスンの後は、とてもハッピーな気持ちになります。
 
一度は歌うことをやめてしまいましたが、安田先生と出会って、また基礎から習い始めることができて、本当にラッキーだと思っています。
 
少しづつですが、理想の声に近づけるよう、これからも頑張っていきたいです。
(K,Eさん 千代田区)
 
 
■ 喉に力が入ってしまって、1曲すら歌いきることが困難というのが私の悩みでした。
 
HPでbirdbeakの存在を知り、体験カウンセリングに行くことに決めました。
 
無料体験レッスンというものがたくさんあるなか、そうではない有料のレッスンに惹かれたのは、HPから何らかの力、引き寄せる力を感じたからだと思います。
 
体験カウンセリングに私は1分半ほどのデモ曲を持参しました。
 
自分の出来るすべてを、すべての知識をそこに凝縮して録音しました。
 
そして、そのたった1分半のデモを安田さんに聴いていただきました。
 
そしたらなんと、即座に4つ5つとアドバイスの言葉が私の耳に届きました。
 
今まで悩んでいて、何をしたらうまくなるのかわからずにいたのに、一瞬にして解決の方法を見出した安田さんには本当に驚きました。
 
そして感動しました。
 
本物に出会えたと思いました。
 
レッスンに通い始めの頃は、正直、新しいアイディアに戸惑いました。
 
頭ではわかっていても、実際に出来るかといったらそうでなかったからです。
 
頭でわからないことすらありました。
 
固定観念があったからです。
 
わからないことは何でも、そして何度も同じ質問をわかるまで質問しました。
 
その都度、安田さんは丁寧に様々なアイディアで教えてくださいました。
 
今私は、レッスンに通い始めて約1年になります。
 
頭でわかっていることと、出来ることのギャップがやっと埋まってきているところです。
 
以前のように何をしたら良いのかという悩みは無く、日々正しい方向に努力できるくらいにまでなりました。
 
もちろんまだレッスンによるアドバイスが必要な段階ですが。
 
昔、力いっぱい歌って録音したものと、今、力を抜いて歌ったものを比べると、明らかに変化があります。
 
今のほうが聴きやすい、そして何より歌いやすい。
 
いかに無駄なことしていたかがわかります。
 
しかも喉を痛めていました。
 
今は、歌っても疲れない、喉が痛くならない、ということが嬉しくて仕方ありません。
 
入会前の悩みはもちろん無く、今の悩みは歌いすぎによる近所迷惑を心配するくらいです。
(M,Iさん 千葉市)
 
 
■ Bird Beakで安田先生のレッスンを受けるようになって3か月半になります。
 
たったそれだけの期間なのに、自分の口の中や喉における意識が格段に上がりました。
 
具体的に言うと、固まりだったものが、現在10くらいにパーツ分けされて、それをある程度ばらばらに動かせるようになってきた、という感じです。
 
これからもっともっと細分化していくんですよね?楽しみです。
 
以前のボイトレでは「お腹から声を出せ」以外に、どこをどうすればいいとはちゃんと教えてもらえず、まぐれでいい声が出ると「その状態をおぼえておくように」・・・。
 
それを習いに行ってるんじゃん!!
 
のどを壊す前に、安田先生に出会えて本当によかったです。
 
1日も早く、今歌っている声と、ここで学んでいることが歩み寄って、素敵な歌が歌えるようになることを祈りつつ、今日も練習します^^
 
そうそう、この三日坊主の私が、ほぼ毎日、安田先生に習ったことを復習してるんです。
 
そうさせる何かも、ここのレッスンにはあるんですね。
(ウクレレリンコさん 市川市)
 
 
■ 大阪から毎月2回通っています。
 
交通費のほうがレッスン料を上回りますが、それでも通う価値があります。
 
こちらが一生懸命に練習し、成果を出せば出すほど、無限のアイディアと方法を与えてくれ、先生の引き出しの多さにはいつもビックリさせられます。
 
おかげさまで、自分の夢の実現まであと一歩のところに来ました。
 
本音を言えば、今いる会員だけで独り占めしておきたいです。
 
だからあまり多くの人に入会してもらいたくありません。
 
やる気のない人は来てもあまり意味はないでしょう。
(Y,Sさん、大阪)

ボイストレーニング教室

世界標準の
ボイストレーニング・ボーカル教室 Bird Beak

東京、横浜、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌などに会員がいらっしゃいます。

代表プロフィール

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やすだ ともあき

ボイストレーニング・ボーカル教室Bird Beak 代表2度に渡る長期アメリカ滞在(3年)でアメリカ人プロシンガー、ボイストレーナーのレッスンを受け、トレーニングの教授法も学ぶ。
多くのプロミュージシャンとのセッション、ライブ活動を経て帰国。アメリカ人ミュージシャン、音楽関係者との親交も深い。
渡米ライブ、アメリカ人ボーカリストへの指導経験もある。 NATS(全米歌唱指導者協会)会員

アメリカに20年は後れている日本のボイストレーニングに、新しい価値を伝えることを使命とする。

ボイストレーニング、ボーカルスクールの裏事情を知り尽くした「やすだ」が、いま本物の情報を提供する!